多趣味まるの日常

跡取り息子を辞めたスーパー多趣味人間の日常や便利アイテムの紹介

跡取り息子を辞めた日

こんばんは。まるです。

 

 

 

ちょうど昨年の今日、私は今の会社に転職いたしました。

 

 

 

それは同時に私が跡取り息子ではなくなったこと意味します。

 

 

 

もともと年商1億程度の小さい会社の跡取り息子なので、特段みなさまがイメージするような大それたものではないのですが、それでも私にとっては大きな決断をし、前進した日に間違いありません。

 

 

 

跡取り息子である、あるいは親が社長であるという人はどちらかといえば少数派なのではないかと推察しますが、当然生まれながらに親が社長であった私にとってはそれがいわば「当たり前」でした。

 

 

 

とはいうものの、もともと学生だった頃は親の仕事を継ごうなんていうことは1ミリも考えておらず、興味もありませんでした。

 

 

 

 

今日は年末ということもありますし、一年という節目でもあるのですこし長めに書こうかなと思います。

 

 

 

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私の大学あたりの生い立ちから少し振り返ってみようと思います。

 

 

 

 

私はもともとは祖父の強い影響で教員になろうと思っていました。

 

 

 

大学も教員を目指して勉強していましたし、なんらか教える仕事に就くんだろうと思っていました。

 

 

 

ところが私の学力では希望校に受かることができず、滑り止めの外国語学校に行くことになってしまいました。

 

 

 

そこで実質私の教員の夢はかなり遠のくことになってしまったのです。

 

 

 

とはいうものの、実際はその程度であきらめるような夢だったということですね。大学受験勉強をしている最中で私の学力では少し厳しいものがあることをうすうす気が付いてしまっていました。

 

 

 

日夜受験勉強励んではいたのですが、伸びない学力に歯がゆい思いをしたのを今でも覚えています。

 

 

 

大学受験の時期に恩師が急死してしまったことも私にとっては大きな心の痛手でした。

 

 

 

 

そのころちょうどニュースで教員の待遇がブラックであるというのがしきりにメディアで報道されている時期でもありまして、それを言い訳して教員をあきらめてしまいました。

 

 

 

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大学時代はビリヤードにハマってしまって自給200円でビリヤード屋で働いていました。

 

 

 

学生でしたし場代を払って練習するのが馬鹿らしかったと言うのもあって2年ちょっと働きました。

 

 

 

(一応そのビリヤード屋の名誉のために言うと途中から400円になりました。でもまあ、、、ね?)

 

 

 

ビリヤードの実力はいうほど上達せず、AからCまで一般的にあるランクの中で私はBで、Bの大会で優勝をする程度の実力で終わってしまいましたし、今思い返すと私の人生の中でもかなり不要な2年だったなと後悔しております。

 

 

 

どうせやるならてっぺん目指すつもりでやらなければそれは人生を無駄にしたに過ぎないんだなとその時強く思いました。

 

 

 

よく努力して頑張ったんだからその時間は無駄じゃないとかいう意見を見かけますが、私に言わせるとただの甘えです。

 

 

 

少なくとも私はそう思っていますし、人生一度きりですからね。

 

 

 

特にその経験がまるきり他に役に立っていない以上はただの思い出にすぎなくなってしまっています。

 

 

 

 

あたりまえですが今この瞬間が一番若いので時間がもったいないです。

 

 

 

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ビリヤード屋を3年の頃に辞めた後はミニ四駆三昧でした。

 

 

 

 

近くに関東では聖地と呼ばれる店もあり、そこで1年弱入りびたり遊んでいました。

 

 

 

 

横浜の方まで遠征に行ってフラットという種目の大会でそこそこいい成績を出すまでになりました。

 

 

 

 

ミニ四駆は小学校2年生の頃からやっていたのですが。そこで培った知識、電動工具、手動工具の扱いは今でも役に立っています。

 

 

 

 

更にその後大学の終わりごろに囲碁にハマり、3段くらいまでになりました。

 

 

 

 

そんな遊び三昧の生活を送っていた私は間違いなく祖父の血を色濃く受け継いだといえます。

 

 

 

祖父も死ぬまでずっと遊んでいました。

 

 

 

といっても女遊びは一切しませんでしたし、子供のように囲碁や庭いじりや旅行を楽しむじいさまでした。

 

 

 

そんな祖父が私が大学3年の頃だったか脳梗塞で倒れ、言語障害が出てしまったのですが、今思うとあれは私にとって一つの転機だったかもしれません。

 

 

 

最終的に5段に私はなったのですが、脳梗塞になる直前の祖父の棋力がまさに今の私と同じくらいのものでした。

 

 

 

脳梗塞になってからはめっきり弱くなってしまい、なんでもっと早くに祖父と碁をたくさん打たなかったのかと今でも頻繁に後悔しています。

 

 

 

叶うなら1週間でいいので脳梗塞になる前に戻って祖父とたくさん打ちたいなと思うのですが、もう一生叶うことのない夢なんですよね、、、

 

 

 

そんなこんなでほとんど勉強をせずに興味あることばかりをやり続けた結果、就職活動を苦労することになるわけですが、その辺の話は省きます。

 

 

 

卒業後私は学生時代から付き合っていた今の妻と一緒に、父の会社に就職することになりました。

 

 

 

どちらかというと事務員が足りず、妻にくっついて就職したような形です。

 

 

 

どっちが父の子かわかりません。

 

 

 

就職はしたもののやりたかったことではなかったため、当然跡を継ぐつもりはありませんでした。

 

 

 

3年ほど経過するまでは後を継ぐなんてほとんど考えていませんでしたが、なんとなくいずれ継ぐことになってしまうのではないかというぼんやりとしたイメージはありました。

 

 

 

なんだかんだ10年間務めたわけですが、いろいろあっておととし会社を辞めることになりました。

 

 

 

私が辞める寸前までは、その時の私は後を継ぐつもりでやっていましたし、そのための準備もしていましたがそれは叶うことはありませんでした。

 

 

 

というよりその「いろいろ」によって後を継ぐのを辞めたわけなのですが、それはまだ向こうの会社もあることなので言及は控えます。

 

 

 

仕事を辞めた私は恥ずかしながらFXで生計を立てようと思っていました。

 

 

 

辞める前から少しかじってはいたのですが、成功者がいるということは努力すればそこにたどり着けるだろうと考えていたわけです。

 

 

 

10か月間勉強を続けた結果、かなり勝率の高い手法を見つけることに成功しました。

 

 

 

ただ如何せんFXというものはメンタルにくるんですよね。

 

 

 

朝から晩まで値動きを追いながらデータを取って、いろいろないわゆる「勝ち組トレーダー」のブログや本、動画をひたすらに見る日々。。。

 

 

 

そこに加えてエントリーをしていれば当然自分のお金の増減が見えるわけです。

 

 

 

含み益であれば当然含み損よりは気分が楽なのですが、それでもエントリーしている間は胃がきりきりしましたし、うまくいかずにメンタルが崩壊したこともありました。

 

 

 

いまだにその後遺症といいますか、気持ちが落ち込むときに一気にメンタルが落ち込むことがありまして困っております。

 

 

 

先に申し上げておきますがFXは絶対にやらない方がいいです。

 

 

 

勝てるようになる人はほんの一握りですし、一生懸命10か月勉強してようやく手法を見つけることができたのだってほとんど偶然に近いレベルかと思います。

 

 

 

ではなぜそこまで勉強したFXから今の仕事に就いたのかということですが、当時(今もですが)そういうメンタルの状態になってしまっていたことと、そもそもメンタルに来ないほどの資金もなかったわけです。

 

 

 

資金がないというとウソになりますし、今も多少の蓄えはあるのですが、妻もいますし家も持ってますしでこれは一度FXでやっていくためにも、メンタルのためにも働こうと思ったわけです。

 

 

 

絶対に増える保証がない以上は余剰資金でやるべきです。

 

 

 

 

私のプランでは今頃しっかり勝てるようになってFXで食べている想定だったわけですが

それは少し甘かったわけです。努力も足りなかったと反省しています。

(ちなみに余談ですがそれで食べていこうと決めたから会社を辞めたわけではありません)

 

 

 

去年の10月ごろから就活をはじめ、4社ほど面談を受けたのですが拾ってくれたのは今の会社だけでした。

 

 

 

今思うとそれがほんとにラッキーでしたし、運命だったなと感謝しているのですが、受かっていなかったらと思うと本当にぞっとします。

 

 

 

それからの私はブログの方でちょこちょこ書いていますので今更説明することもないのですが、あれから一年毎日パソコンに向かい、いわゆるコーディングをしています。

 

 

 

そして結局奇しくも社内の講師になり、後輩たち(先輩も何名か、、)に課題を教える立場になったわけです。

 

 

 

ーー

今思えば本当に仕事を辞めてよかったと思いますし、辞めることになって努力をしなければいけない状況に追い込まれたわけです。

 

 

 

おそらくあのまま後継ぎになっていたら今ほど努力はしなかったでしょう。

 

 

 

今のように新しいスキルを得ることもおそらくなかったと思います。

 

 

 

そして辞めたことによって後ろ盾ができ、FXの方も勝てるところでしかエントリーしなくてよくなったことで今年は年間トータルプラスで終えることができました。

 

 

 

今の会社に就職する前はFXでいずれは成功するための資金集め程度に考えていたわけなのですが、いまとなっては今の自分に投資すること=価値=給料直結という図式になりまして、そちらに精を出す毎日となっております。

 

 

 

下世話な話、今の会社に就職してから3か月で手取りが10万ほど増えましたし、それまでずっと休日なく働いていたのが土日祝日を今のところ100%休めております。

 

 

 

 

もちろんほとんど残業もありません。

 

 

 

 

逆に残業が当たり前だった親の会社にいたからこそどんなことにでも耐える自信がありましたし、すぐに給料を上げる自信もありました。

 

 

 

 ーー

いまとなってはもう跡取りになっていたであろう自分の人生と、今の自分の人生を比較することなど叶わないわけで、どちらがよかった等到底わかりませんが、少なくとも今私は毎日充実しています。

 

 

 

 

今出向している会社から別の会社に出向するとなった場合は私の給料はまた更に上がることがほぼ約束されています。

 

 

 

自分のスキルが向上するにつれてそれを評価してくれる業界にいられること。モチベーション高く毎日を過ごせることを本当に幸せに思います。

 

 

 

 

まさか私が転職してプログラマーになるなんて1年前の一日前の私でさえ想像だにしておりませんでしたが、人生ってほんとになにがあるかわかりませんね。

 

 

 

 

これからも今の仕事以外にも新しいことにどんどん挑戦して、死ぬ間際いい人生だったなと後悔せずに終えられるように、そのために日々研鑽していこうと思うわけです。。。

 

 

 

とまあそんなところです。長々と失礼しました。

 

 

 

明日からも変わらず頑張ります。

 

 

 

それではまた!

 

 

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