多趣味まるの日常

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【囲碁】まる式最速上達法

こんばんは。まるです。

 

 

今回はかなり攻めたタイトルで、各所から文句を言われそうですが、

 

 

あくまでも私が考える上達法なので万人受けするとは限らないことは先にお伝えしておきます。

 

 

良さそうだなと思った方だけ試してみてください。

 

 

ちなみに上達する方の特徴は、「どうやったら強くなれますか?」と聞かない人です。

 

 

聞くより先に行動できる人が上達しやすい傾向にあります。

 

 

と言ってもあくまで私の身の回りの人たちがソースなので思いっきり主観です。

 

 

--本題--

 

私が考える囲碁の上達法には2パターンあり、この記事を読んでいる方の年齢が15歳以下かそれ以上かで大まかにわけることが出来ます。

 

--15歳以下の効率的な上達法--

 

15歳以下の方はより高いレベルになりたいのであれば手筋、詰碁を只管熟してください。

 

 

対局なんかしなくていいです。詰碁手筋だけで十分です。

 

 

理由は簡単で、読みだけが大人になるにつれて鍛える効率がどんどん悪くなるからです。

 

 

プロになった方でさえそこから伸びる方というのは読みがとにかく強い方です。

 

 

強くなれない方というのは読みの速さが遅いため限界があるということです。

 

 

より「効率的に」強くなりたいのであれば対局などせずにとにかく詰碁をおこなってください。

 

 

そして詰碁を解くときは解く時間が大切です。

 

 

なるべく早く、正確に解くことを意識するのが大事です。

 

 

15歳まではヨミを鍛えたら鍛えただけ後半有利になります。

 

--15歳以上の方--

 

15歳以上の方は、自分の年齢が15歳からより遠くなるにつれて詰碁の勉強はそこまでやる必要はありません。

 

 

ただしこれはアマチュアの5段程度の棋力で満足できる人 が条件になります。

 

 

それ以上を目指す場合やそもそも詰碁が好きな人は詰碁をおこなってください。ただし20歳を超えるようであれば次に挙げる方法のどの順番でも大差はないと考えます。

 

 

理由は15歳以下のパートで述べたとおりです。

 

 

15歳以上の方が5段になるために必要なスキルというのは以下です。

 

・解けたら初段と書いてある詰碁程度は考えれば解ける。または覚えている。

・解けたら初段と書いてある手筋程度は考えれば解ける。または覚えている。

・効率の良い石の形、効率の悪い石の形を覚えている。

・ある程度定石を覚えている。(自分の得意布石、または相手にやられると困る布石について研究してあればよい。また困ったときに都度勉強する でよい。)

--必読書より--

・「打ち込み読本」の内容をすべて覚えている。

・「碁は戦略」の内容を理解している。

・「碁の戦術」の内容を理解している。

・「置き去りの傷を探せ」を1時間以内にすべての問題を変化図全て込みで読み切ることが出来る。

(尚私が過去にタイムアタックしたときの記録は40分ちょっとだった記憶があります)

・「ポケットヨセ」のこの手何目がおおよそわかっている。

・「ポケット手筋200」の内容をすべて覚えている。

--その他必読ではないがおすすめの本--

・「囲碁有段編1」 ※優先度中

・「囲碁有段編3」 ※優先度中

・「中盤戦マスター上」 ※優先度中

・「中盤戦マスター下」 ※優先度中

・「初段の壁を破る発想転換法」 ※優先度高

・「五段の壁を破る発想転換法」 または「苑田流格言のすべて」 ※優先度高

・「囲碁の力が10倍になる山田式トレーニング」 ※優先度高

・「玄玄碁経入門」 ※優先度中

・「石の形集中講義」 ※大きくて厚さ1センチくらいのやつ。再販版はわかりにくいと報告あり ※優先度高

・「高尾紳路の最強詰碁」 ※この系統の詰碁本ならなんでも可。

              10級から初段くらいまでの詰碁本。 ※優先度高

・「定石事典」 ※日本囲碁連盟 ※優先度趣味

 

あくまで個人の見解ということを断ったうえで言いますと、上記の本以外は一切読まなくていいです。

 

 

上記の本だけでオールアマの5段クラスにはなれます。

 

 

また、自分が得意な分野、好きな分野から実施で構いません。

苦手だから克服するために勉強する というのはかなり効率が悪いので優先度は低となります。

 

 

ただし必ず反復して頭に定着させてください。

内容忘れたなと思ったらすぐ開いてやり直してください。

 

 

 

そしてかなり大事な要素なのですが、対局をするなら検討は必須と覚えておいてください。

 

 

これをしないのであれば対局は上達の害となります。

 

 

何故かと言いますと、対局となれば相手がいて、当然勝ちたいわけです。

 

 

そうしますと自然と無理手が出がちになります。

 

 

そしてこの時その無理手が癖となってしまうことが多々あり、これが上達の一番の妨げになります。

 

 

一度間違った癖がついてしまうということは、それを一度自分の中から除外する必要があります。

 

 

これに比べて本の内容というのはほとんどの場合プロレベルの内容が記載してあります。

 

 

つまりほぼ正しいと思われるプロレベルの知識、技術が単純にプラスされます。

 

 

癖をマイナスして、新しい知識を入れるということは単純に倍の手間がかかります。

 

 

というよりこの癖の定着度合いによってはもっともっと上達の妨げになります。

 

 

愚形を平気で作ったり、不用意な覗き、アタリを決める等(いずれも愚形ということですが)よく見かけます。

 

 

そしてそういう癖というのは言われても直らないことが多いのです。

 

 

なので対局が好きで好きでしょうがないという方は必ず棋譜を取るようにし、

 

 

最近ではプロより強いAIが無料で使えますからそういったソフトに棋譜を取り込んで研究してください。

 

 

また人間というのは本や講義などで「インプット」した知識というのは実は定着していない状態で、これを定着させるには「アウトプット」が必要です。

 

 

人間の脳というのは残念ながら、講義などを聞いただけでは5%しか脳に定着しないんだそうです。

 

 

これを定着させるには

 

 ・「自分の言葉でインプットした内容が説明できる」

 ・「他人にインプットした内容を教えることが出来る」

 

この二つが必要です。

 

 

なので本を読んだだけではだめで、ここで初めて対局する意味が出てきます。

 

 

もちろん再三再四述べているように検討をしなかったら害になることが多いので要注意です。

 

 

ざっくりですが以上が私が考える最短上達法です。

 

 

機会があれば上記の本が何故必須なのか等別途書いてみようかと思います。(多分書かない。要望がない)

 

 

私は上記の本以外にもかなりの数囲碁の本を読みました。買った本は全て読んでいます。

 

 

その中でもこの本はわかりにくいし要らないなと言うものも多々あります。というか大半がそう言う本です。

 

 

書店で本を探す際に大事なのは、立ち読みしてみて、「あ、これくらいなら私でもわかるわ」というくらいの本が実は最適です。

 

 

とは言え上記列挙した本以外ほんとになにも必要ないですけどね(アマ5段なら)

 

--余談--

 

過去に私はここのブログでどうやってアマチュア5段(野狐5段相当)になったか経緯を書いたつもりだったのですが、書いてなかったためいい機会なので書いてみます。

 

 

ここから先は上達法とは関係ありませんから私の備忘録であり、読む必要はありません。

 

 

 

私は中学2年の時に囲碁を覚えました。

 

 

厳密にいうともっともっと小さいころに祖父に囲碁という「存在」程度は教えられていたため、

 

 「囲碁というものがあるんだな」

 

程度は理解していました。

 

 

というのも祖父はアマチュア5段格で、小学校の教員だったわけですが、本当にこの人教員やっていたのかなというくらい囲碁の指導が酷かったのを今でも覚えています。

 

 

 「ここがこうなってこうなってこうなってこうだろ?だからこうなんだよ」

 

 

5歳の私が理解できると思います???

 

 

ということで私は囲碁というものが大っ嫌いになったのでした。

 

 

ではなぜ中学校2年の時に囲碁をやろうと思ったか。

 

 

それは当時ヒカルの碁というアニメが大ブームになっており、リアルタイムで見ていた世代だったことに関係します。

 

 

ヒカルの碁を見て、なんとなく面白いアニメだなと思ったものの、囲碁をやってみたいとは微塵も思っていなかったのですが、

 

 

ある時学校で、

 

 「囲碁っていうのはこういうゲームなんだよ(キリッ)」

 

 

とイキリ散らしている同級生がいたのです。

 

 

私という人間はすぐ知ったかぶりをする癖があるのと、負けず嫌いという極めて人間として質の悪い性格をしているものですから、そんなイキリ倒している同級生且つ、大っ嫌いだったとはいえ祖父が強いことも認知しており囲碁がある程度身近だった私にとって、格好のターゲットとなったのでした。

 

 

もちろん先に述べた通り、私なんて囲碁を「知っている」程度の人間でしたから、ルールも完全に理解してなければ強くもなかったのです。

 

 

棋力で言えば良くて25級程度だったかと思います。

 

 

なので最初の1週間はそのイキリちらしている同級生の方が私より強かったのです。

※といってもお互いルールがはっきりわかっていなかったので20級くらいだと思いますが。

 

 

そこからはもうその同級生に負けたくない一心でめちゃくちゃに勉強しました。

 

 

どれくらい勉強したかというと、学校の勉強を一切しなくなるくらいにはハマってしまったのです。

 

 

対してその同級生は私と違って頭が非常に良かったので、学業が優先という感じでしたから、私のほうが強くなるのに時間はかかりませんでした。

 

 

私は2か月で五級。半年で二級までなりました。

 

 

中学校3年生になると、さすがに受験勉強をしなければならなかったのと、その同級生も学業が忙しく囲碁からしばらく遠ざかることになるのでした。

※実はもっと細かく言うとさらに強い囲碁教室に通っていた同級生や、実家の隣のAさん(アマ5段格)との出会いもあるわけですが、今回は割愛します。

 

 

高校生になってからは部活動一色で、高校を卒業するまでの間殆ど囲碁を打つことはありませんでした。

 

 

その後大学受験が終わってから囲碁を再開するのですが、当然棋力は当時のままなので2級でした。

 

 

しかし一度興味が出るとある程度結果が出るまではとことんやるというのが私の性格で、再開してから1~2か月ほどは2級から強くなれず苦しんだ(当時の1、2か月というと今の1,2年くらい長い期間に感じますよね)のですが、3か月ほどで初段で打てるようになりました。

 

 

初段で打てるようになったのには理由がはっきりあり、

且つそのきっかけ前後の約1日で2級から初段で打てるようになったのです。

 

 

そんな魔法のようなことがあるのかと思われるかと思うのですが、当時の私は苦しみながらも近所の書店に並んでいる囲碁の本はかなり立ち、、、、いえ!読みましたし、

ある程度知識のインプットはできているものの、点と点が全然つながっていないような状態でした。

 

 

しかし先ほどおすすめした本の中にある、

 

 「初段の壁を破る発想転換法」

 

に出会ってその点と点は一直線につながったのです。

※めっちゃ大げさ。

 

 

本を読み終わった直後から私は初段で打てるほどの棋力となりました。

 

 

その本の中でも特に衝撃的だったのが

 

 「石を捨てる」

 

この発想でした。

 

 

まさに雷に打たれるような衝撃であったことを覚えております。

 

 

初段になって満足した私はいつもの悪い癖で熱が冷めてしまいました。

 

 

大学に入ってからというものいろいろなことにのめり込み、特にビリヤードとミニ四駆にハマってしまったことが大きく影響して、大学卒業手前まで初段でした。

 

 

 

大学卒業の手前でふと囲碁を再開したくなり、当時八王子に住んでいたのですが八王子碁会所に通うことになります。

 

 

 

実はそれまで私は碁会所というものに通ったことがなく、ここが私のとって初めての碁会所となりました。

※爺さんが通っていた地元の碁会所にはじいさんにいやいやつれていかれたことはあります。その後あることを機にその碁会所にいくことになるのですが、、、

 

 

碁会所に行って棋力を伝えると、私と同じくらいだというおじいさんに打っていただけることになりました。

 

 

結果は圧勝でした。

 

 

理由は単純で、八王子碁会所は当時レートがめちゃくちゃ甘かったのです。

 

 

プロが来ると平気で12段という意味の分からない設定で打たされるようなところでしたから、私が初段だと言えば当然そこの3段くらいになるわけです。

 

 

そうこうして私は3段でそこの碁会所デビューをすることになったのでした。

 

 

大学生という事と、単位がとり終わっていて卒業が確定していたこともあり、

私は毎日のように碁会所に通うことになります。

 

 

当然中学校編で語ったように、私は身近にライバルがいると燃えに燃えるタイプだったものですから、そこからは書店と碁会所の行ったり来たりが始まるわけです。

 

 

当時の私は幸か不幸か上達するには変な癖をつけないことと、本から知識はインプットするのが一番手っ取り早いことを認知していましたから、本を手あたり次第読み漁っては碁会所で試すという事を行いました。

 

 

また、当時goxiという囲碁専門のsnsがあり、そこでいろいろな方と情報交換を行いました。

 

 

その結果大学を卒業するまでの約2か月か3か月ほどで私は碁会所5段となっていました。

 

 

大学を卒業してからは親の会社に当時の彼女(今の妻)と一緒に働くことになり、多忙を極めました。

 

 

ただ当時の私には「30歳までには5段で打てるようになる」という目標がありまして、

仕事の移動時間に本屋で買った囲碁書籍を読み漁るということが断続的にありました。

 

 

3段になってからは非常に棋力が停滞しました。

 

 

なにをやってもなにを読んでも強くなれないという時間が過去最長の3年程度は続いたのではないかと思います。

 

 

これには振り返ると以下のような原因がありました。

 

・所詮は碁会所の3段であった(ネットの2段程度であった)為、思い描いた5段とは差が大きかった。

・知識のインプットばかりでアウトプットが出来ていない。

・知識ばかりで読みをおろそかにした結果全然手が見えない、読めない人だった

・勉強が断続的だった。

 

特に三番目の手が読めないというのは致命的で、詰碁などが嫌いだった私がずっと避けてきたところだった為これが響きました。

 

 

ただ幸いなのは上記の原因を私自身が認知していたという事です。

 

 

特に三番目は私の中でわかってはいたが蓋をして知識でごまかすことを優先したためにもうかなり手遅れな状態だったわけです。

 

 

そしてそのこともまた認知しておりました。

 

 

認知したうえで私が結論付けたは、

 

 「読めないものは読めない!じゃあもういっそ覚えて読みを省略してやろう」

 

これでした。

 

 

私という人間は非常に面倒くさがりな性格で、面倒なことを回避するためには努力を惜しまないという本末転倒な人間でしたから、そんなことを考えたのでした。

 

 

そんなことを考えた結果行きついた答えが、

 

 「定石片っ端からおぼえたったらええやん」

 

これです。

 

 

そこで登場するのが上達法で紹介した「定石事典」なのです。

 

 

過去一番長い時間読んだ本だと思います。ほぼ間違いなく。

 

 

この定石事典は厚さが10センチほどもある分厚い本(上下で)で、定石が1万通り以上載っているものです。

 

 

この本を読むにあたっても私は当然面倒を回避する努力を始めます。

 

 「いかに他人が知らない定石を知っているか。そしてそこに持っていくか」

 

これを研究し始めます。

 

 

行きついた結果が、

 

 「小目は打たない。三三定石を極める」

 

 

というもので、理由としては、小目は変化量がとんでもなくあることと、逆に三三は変化量が覚えられる程度しかなく、且つ当時はAIが出てくるまでの間殆どの人が打たない布石であったというものがあります。

 

 

ここを勉強した結果私は3段になりました。

 

 

この意味はネットでも3段なら通用する棋力を指します。

 

 

そしてこのころから私と5段の壁が見え始めます。

 

 

最低限の読みと、大局観。つまり計画性というものが足りてないということに気が付いたのです。

 

 

気が付いてからは早かったです。なにしろやらなければいけないこと、やれば5段になれることが明確だったからです。

 

 

上達法に記載しているおすすめの本、必読書を含めてたくさんの本を読み漁りました。

 

 

そして繰り返し繰り返し定着するまで反復しました。

 

 

そしてそしてついに私は5段でちらほら勝てるような棋力になったのです。

 

 

この時の自分とこれを書いている自分は同じ5段ではありますが、当時の私に今の私は絶対に負けない自信があります。

 

 

理由はムラがなくなったこと。つまり精度と感覚がよくなったことです。

 

 

石の形に敏感になり(といっても高々5段程度ですが)、より不要な読みを省けるようになりました。

 

 

マチュアの5段は某プロもおっしゃっていましたが、実は5段の中に5層くらいあるのです。

 

 

当時の私は5段の最下層。今の私は最低真ん中の層か、その一つ上の層あたりであればある程度通用すると思っています。

 

 

ただし私が思う6段までは分厚い壁があることもまた認知しています。

 

 

私は5段になってからというもの完全に囲碁に対してそれまでのような上達意欲はなくなってしまいました。

 

 

5段になったばかりの頃は、碁打ちを名乗るのであれば最低天下6段は欲しいと思ったこともあったのですが、6段との壁を痛感している今そこを目指すことの費用対効果をまったく感じなくなってしまいました。

 

 

なろうと思えばおそらくなれます。ただ最低でも半年から1年。あるいはそれ以上はみっちり勉強しないといけないことも同時に認知しています。

 

 

これが私の意欲を阻害するのです。

 

 

そしてAIが台頭したことや転職したこと、もっと他にやるべきことが山積していることも当たり前の理由です。

 

 

と最後はなにを言いたかったのかすっかりわからなくなってしまい、まとまりがない文章となってしまいましたが、読み返すのも面倒くさいので修正もせずこのままアップしようと思います。

 

 

 

以上とんでもなく長い記事になってしまいましたがこれで終わろうと思います。

 

 

それではまた。