こんばんは。まるです。
2023/9/20
思いのほかこの記事が読まれているようなので結論を先に追記いたします。
以下のような厚みがあったとして、
厚みは以下のようになります。
詳しい内容は後述しておりますので上記のキャプチャに興味が出ましたらそちらを確認ください。
ーーー
たまたま会社の人たちとビリヤードをやる機会がありまして、15年ぶりに楽しんできました
久しぶりのビリヤードで非常に楽しかったですし、それがきっかけで最近また少し練習に行くようになりました。
ブログの紹介ページでも書きましたが私は15年ほど前にビリヤード場で働いておりまして、その頃は毎日朝から晩まで練習したものでした。
皆さんはビリヤードやったことありますか?
ビリヤードってポケットといわれる穴に1から15の数字が書いてあるボール「先玉(さきだま)」を、白い「手玉(てだま)」を当てて入れるスポーツですが、どうやったら狙ったところにボールが転がるかご存じでしょうか。
※ちなみにタイトルを見てきた人はこのあたりの話はご存じだと思うので飛ばしていただければと思います。
先玉を穴に向かわせるためには、穴から先玉のど真ん中に向かって直線を引いたとき、穴から反対側の点に手玉が当たると向かいます。
以下のような感じです。
※雑な図ですみません。後ほど動画にしようかと思ってますので動画にしましたらリンク貼るようにします。
上の図のような形で手玉が的球に当たったとき、先玉は穴に向かって真っすぐ向かいます。
理屈は非常に簡単で、これだけです。
でもビリヤードを実際に遊んだことがある方ならお分かりだと思いますが、
実際に球に向かうとどこを狙ったらいいかわからなくなりますよね。
何でかというと、上の図の手玉のイメージというのを頭の中で行わなければいけない為です。
実際には以下のような形で離れたところからイメージしなければいけないですし、
球を立体に見なければいけません。
しかもそこに向かって真っすぐ撞かなければいけないのでさらに大変です。
今回は真っすぐはちゃんと撞けますという方向けの記事となっております。
真っすぐ撞くためにはどうしたらいいかというのは機会があったら記事にしようと思います。
※YouTube等でプロの方が動画出してますのでそちらを見たほうが良いです。
ではここからが本題です。
先玉に対して手玉をどう狙うかには大きく分けて3つ程あると思っています。
※パラレルエイミングとかは今回割愛します。
1:イメージボールに向かって真っすぐ撞く
2:手玉の中心が向かう点をイメージする ※1
3:景色で覚える
※1:ビリヤードのボールは57.2センチなので、だいたい3センチ位先玉から離れた位置を狙うという方法です。
ちなみに今更ですが、先玉と手玉がどれくらい重なっているかを「厚み」といいます。
今回私が紹介する狙い方は上のいずれかでもありません。
私は上記三つともすべて出来ません。右脳が終わっているんだと思います。
そんな私でもほぼ正確に厚みを知る方法があります。
まずは以下の図を見てください。
初めの雑な図に縦線を3本とA,Bを加えてみました。
これだけ見て「あっ!」と思われた方は鋭いです。
どういうことかというと、先玉のどこを撞いたら穴に向かうかの点(狙点と呼ぶことにします)と、
向かわせる穴から反対側の先玉の端(A)までの長さ。
それと手玉の反対側の端(B)までの長さは等しいのです。
※図のオレンジと青の幅
つまり、まず狙点を確認したら、手玉の位置から先玉の端Aまでの長さを見て、
狙点から反対側に同じ長さ伸ばした位置に、手玉の端Bが向かえば入るということです。
一旦まとめると以下です。
先ほど3つ挙げた狙い方のうち2番目の狙い方に似てますが、2番目の狙い方には決定的な欠点があります。
それは、真左に先玉を向かわせる時ならば、先玉の端から3センチは何となくイメージできるでしょう。
しかし上の図のように少しでも厚みがある場合、イメージする3センチは3センチじゃなくなるのです。
斜めに見るのでその分手玉の位置から狙うポイントを加味してあげないといけないので実は非常に難しいのです。
更に球は球体ですので球の端から3センチを狙ったとしても奥行が邪魔をします。
しかし私が今回紹介した厚みの見方では、ある意味3Dではなく2Dで厚みを見ることが可能ですし、手玉の端を先玉の厚みに向かわせればよいので簡単です。
(少なくとも私にとっては上記3つの方法よりはるかに簡単で、且つ厚みに自信が持てます。イメージボールというあいまいなものではなく、撞点さえわかれば厚みがほぼ正確に把握できるからです。もちろん長さはイメージすることになりますが、、)
どうでしょうか。こんな狙い方もあるんだよという紹介でした。
私はこの方法で初めから厚みを見ているのでC級の期間が記憶にないほど短いです。
真っすぐさえ撞ければ厚みは見えているわけですからね。
ただしこの狙い方にも弱点が二つあります。
一つは手玉の「端」で狙うため、右側の穴をねらう時と左側の穴を狙う時でその「端」が右左入れ替わります。
これが何を意味するかというと、実際にこの方法で狙っていただければわかると思いますが、利き目によってどちらかの厚みが非常に狙いにくいのです。
私の場合は利き目が右目なので、右側の穴を狙って手玉の右端を合わせに行くパターンの時が非常に大変です。
二つ目はそもそも狙点がわかりづらい。
どういうことかとビリヤードのボールは1番から8番までは基本単色の球体で、更にツルツルしています。
更にビリヤード場は往々にしてやや暗めとなっており、狙点を確認しに行って手玉のところまで戻ってくる間にどのあたりだかわからなくなることが多いです。
私がビリヤードを真剣にやっていたころの一番の課題は上記の二つでした。
そして私が真剣にやっていたころ「は」この解決策を見出すことができませんでした。
そう今の私はこの弱点も克服することが出来たので今ではかなり正確に狙うことが出来るようになってきました。
その方法はまたの機会に気が向いたら紹介します。
今回の方法は確かTプロが昔紹介していたような気もしなくもないのですが、
私がこの狙い方を見つけたときは知りませんでした。
そしてこの方法でビリヤードしている人を私はいまだ見かけたことはありません。
もしこの記事を読んでいて厚みの見方に困っている人がいたら是非試してみてください。
イメージボールが作れる人ならばこの方法と組み合わせれば強力になると思います。
それではまた!